保護犬を飼う、ということ - 動物雑貨の通信販売【モフタス・ストア】

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保護犬を飼う、ということ

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2023/6/6

保護犬を飼う、ということ

こんにちは、社長です。

先日、動物病院に琥珀を連れて行ったときの話(別に病気とかではなく定期的なメンテナンスです)ですが、受付の人にいろいろなことを聞いている人が居て、待合室でその人達の話が聞こえていて、思ったことがあったので書いてみます。

野良犬って死語なんですかね

今や野良犬なんて死語なんじゃないかというほど、野良犬を見なくなりましたよね。良いことなのかなと思うとこはありますが、それでも保護犬が居なくならないという現実もあったります。保護された犬、捨てられた犬、かわいそう。そういう気持ちもわかります。ペットショップに嫌悪感があり、保護犬を飼うという選択をする人がいる気持ちもわかります。でも、犬を飼ったことないのに、理想や夢だけで保護犬を飼う人がいるのに危険性を感じます。

昔は犬なんてその辺で拾ってくるか、その辺でもらってくるっていう感覚だったので、高いお金を払って買うっていうのは正直未だにあまり私は良い気持ちではないですが、お金がない人は犬を飼えないようにする、というハードルを設けるっていう意味では悪くもないのかなと思ったり。

ショップやブリーダーで買うより安いから保護犬っていう人もいるんですよね。気持ちはわかるけど、保護犬ってそんな簡単な話じゃない、と思います。

保護犬を飼うということ

保護犬とひとことに言っても、飼い主に捨てたられた犬、今日本ではほとんどいないと思いますが野良犬の子供として生まれた子犬、多頭崩壊で保護された犬など、いろんな事情があります。虐待から保護された子もいます。子犬ならまだしも、ある程度の年齢の保護犬は、人間に慣れていなかったり、人間に不信感を持っていたり、ということが往々にしてあります。これは時間をかけて信頼関係を築いていく必要があります。

子犬の頃から躾をしていても犬の躾は大変なものです。ある程度の年齢の犬を飼うというのは簡単な話ではありません。かわいそうだから、とかそういう感情に流されて飼うとか、安いからという理由で保護犬を迎えるのはおすすめしません。保護犬を飼うな、と言っているわけではないですが、保護犬を迎えるというのは、犬と暮らすということに慣れている必要がある、と思います。そうでないと、結局また同じ悲しみを犬に与えるリスクがあります。

犬を飼うのはとてもお金がかかる

動物病院でその人が話していた話は、犬の予防接種や健康診断などのことなのですが、どう見てもその子は子犬ではないんですよね。で、飼い主さんも犬を飼うことに慣れてないんですよね。動物病院ってたくさんの犬猫が来るので、入り口付近は要注意なわけです。喧嘩になるかもしれないし、突然脱走しちゃうかもしれないし、人や犬猫に飛びついちゃうかもしれないし。でも、まずその気遣いがなく・・・。
うちの琥珀は人は大好き、犬は仲良しの犬以外大嫌いな犬なので、ドアを開けた瞬間その子がドアの前にいたので大騒ぎ。仕方なくこちらが抱っこして入ることになりましたが・・・リード短くするとか対処法あるでしょうよ、と。まぁいつも行ってる病院ですし、スタッフさんも気を使って受付じゃないところで受付をしてくれたので何も言いませんでした。
犬って犬が好きな犬ばかりじゃないですし、いきなり噛みつかれることもありますからね。噛んだ犬を非難する人がいますが、噛んだ犬も噛まれる犬も飼い主が悪いんですよ。犬は本能のままに自衛でやったことですからね。どちらもそういうことにならないように最大限の配慮をする(その上で起きることもありますが)というのは必要なことかな、と。

その人は、狂犬病の注射はいくらなのか、フィラリアの検査・薬はいくらなのか、健康診断はいくらなのか、いろいろと説明を聞いていたので、まぁ普通に考えたら今の大きさの犬を最近飼い始めた、のだと想像していますが、高いから検査受けない、注射しない(狂犬病はそういうわけにいきませんけどね)という判断をしていたみたいで、正直そんなことを言う人に犬を飼う資格はないと思います。お金の話ばかりしていたのでちょっと・・・良い気持ちはしなかったです。狂犬病以外のものは義務ではないので一概に非難するつもりはありませんが、犬を飼うのに必要なものを知らない状態で「保護犬を迎えたい」っていう気持ちだけで犬を迎えるのは、お互いにとって幸せじゃないと思います。

ましてや保護犬なら飼い始めたらまず健康状態はチェックすべきなんじゃないかと思います。譲渡の時に健康であるのは条件で譲渡をされるのかもしれませんが、自分の家族になる犬の健康状態って知りたくないですかね?(まぁ人によるでしょうけど)
診察室に入るのを拒否した犬を、重いから抱っこできない、というオバサン。もうその時点でだいぶアウトなんですよ。抱っこできれば良いというわけじゃないですが、若くもないのに、この先その犬の面倒ちゃんと見られるの?という心配しかない。結構大きい犬なので散歩で引きずられて自分が怪我するんじゃないの・・・って心配もしちゃいます。大型犬飼ってる人で散歩中犬に引っ張られて骨折したりひっくり返ったりっていうことをしょっちゅうしてる人がいます。自分が怪我するぐらいならまだ良いですが、人に怪我させたり、犬を危ない目に合わせる可能性もあります。

狂犬病の注射で年間数千円、その他にも混合ワクチン、保険、病気や怪我で通院・入院すれば何万円・何十万円というお金が一瞬で飛んで行きます。言うことを全く聞かなくてトレーニングに出す必要があるかもしれない。その費用だって安くはないです。それでも、それ以上の価値があるから犬を迎えて一緒に暮らすわけです。健康診断は別に受けなくても良いですし、保険だって入らなくても死ぬことはないですけど、犬を飼うのであれば、犬の幸せをこの先15年20年ちゃんと保証できるのか考えてから迎えてほしいな、と思います。1歳ぐらい(見た感じ)の犬にかかる医療費ケチってたら、10年後どうするつもりなの?って思っちゃいます。

保護犬を迎えて一緒に暮らすことを非難するつもりもありませんし、余裕があるならやってあげてほしいとは思いますが、かわいそうだから、とかそういうカジュアルなその瞬間だけの感情に流されて飼うのはやめてほしいな、と思います。

※写真とその人の犬は全く関係ありません。

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